伝統の製法に頑固にこだわった。本鍛冶総火造り総磨槌目黒拭き漆柄 そば包丁33cm
■総磨槌目黒拭き漆柄 蕎麦切り包丁の詳細。
何層にも重ねられた、蕎麦生地と打粉を、一瞬にしてまな板まで到達する切れ味と、驚異的な持続性と刃こぼれしない強度を持たせている。
これはどの包丁にも同じ理念があり、作り手のこだわりがある。本鍛冶総火造り蕎麦包丁は、合理性が求められ、より多くのユーザーに良質でコストを抑えたや包丁が

求められるなか、効率性だけを向上させ、一切伝統の製造工程に妥協することなく仕上げた蕎麦包丁。 全ての工程を手作業で製造した包丁は細部にわたり職人による匠の技が活かされている。 本製品をご使用いただければ、伝統を受けついだ正真正銘の蕎麦包丁であると実感できる一品。

■特徴
一般的な蕎麦包丁は、手元から先端にかけ直線だが、弓なりの形状である会津型は、その重心バランスから前方にスライドしやすいよう設計されている。昔の包丁のように必要以上に重く、上から下に落とす切り方に比べ、軽量であり、手首の負担を軽減できる。グリップは鋼の峰より低い位置にあるため握りやすく、長時間の蕎麦切りが可能であり、蕎麦切りのリズムがとりやすい。長年培ってきたノウハウを活かしたオリジナルの蕎麦包丁。

蕎麦包丁は、切れ味・耐久性・重心のバランス・美しさ そまざまな要素が求められる。それらすべての要素を最大限引き出すためには、
各工程、丁寧に独自のマニュアルがある。蕎麦包丁専門のノウハウを活かし、一丁一丁精魂込めて仕上げる。 より高い次元での完成度を追求した、
当社が自信をもって薦める最高峰の手打包丁である。

■その後の改良点 
蕎麦包丁の使いやすさは、手元の力を包丁本体にどう伝えるかで決まる。刃先の切れ味の良さは必然だが、その刃先のコントロールは手元にかかっている。無駄のないストロークでリズムよく切れる包丁のバランスは、鋼と木製を加工したグリップの付け根にある。最良のバランスを出すために、全体の重さと重心を考え、何度も確認しながら加工した。数ミリの加工の違いが最良のバランスを生み出す。
 ■蕎麦切り包丁への作り手の思い。
丁寧に磨き上げて、精魂込めて叩き上げ完成した蕎麦包丁は、煌びやかで高い輝きを出す。 本焼き入れで加熱した蕎麦包丁を、タイミングよく冷水で急速に冷やす。温度や本焼きする時間やタイミングは、熟練された技術を要し、この工程で蕎麦包丁の命である切れ味が決まるといっても、決して過言ではない。



伝統ある蕎麦切り包丁造りに一切地道などなく、どの工程も一切の妥協なく、一瞬でも気が抜けない。懇親の思いで完成した弓型(会津型)包丁のフォルムは職人の魂が叩き込まれた一丁である。


■お客様の声
はじめて本包丁のグリップを握ったとき、腕に緊張が走る。よい包丁は一度買えば末永く使用できるとアドバイスを受けましたが、
 この包丁を使用して実感しました。一緒に購入した、コマ板も使いやすく、今では思った通りの蕎麦が切れるようになりました。


・長年この包丁を使用しているが、切れ味の持続性はどの包丁よりも群を抜いている。自分の腕のように、しっくりと手に馴染むグリップの形状と蕎麦包丁全体のバランスは、
 使いこむほど相性が良くなっていく。また漆塗りを施したグリップの色合いが派手すぎず深みがある。漆塗り特有の経年変化も楽しめる。





■地域の伝統を守りたい。蕎麦打ちは地域性が強く、古くからその地域に根付いた蕎麦打ちは、道具も進化させる。会津型のそば包丁は、その形状と、蕎麦の切り方に美しさがある。弓型の包丁はスライド切りしやすいよう重心のバランスを調整しているため、前方に素早く包丁を送ることができ、リズム良い美しい蕎麦切りを可能にする。また、もう一丁、会津型といえば、細長い板状の包丁に、中央よりやや手前付近に、指を通す穴を開け、そこをグリップとして握る、窓あき包丁がある。会津を含め、それぞれの地域の特色を活かし、より多くの人と分かち合うことで、蕎麦打の楽しさを受け継いでいきたい。

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